宮崎親子馬セミナーレポート②
今回2回目の体験となる馬セミナー。
馬の優しさも暖かさも、反対に大型動物が気を抜いたら危険なことも体感して知っていました。
少しは余裕があってもよさそうなのに、前回は由紀子さんの馬だったので私は心のどこかで
「由紀子さんの馬たちだったから上手くいったのかも?」
という疑念がありました。
何が原因なのか思い出せませんが、いつからか自分には”絶対”なんてない!
何か問題があったらまず自分を疑う、という自分への不信感がありました。
「二択は必ず外れる」
「私のすることはミスが付きもの」
そんな風に物事、ダブルチェックもトリプルチェックも欠かせなくなっていきました。
(航空会社勤務時代、飛行機の重力を管理する安全管理業務に就いていたので、そこでこの性質がより一層強化された気もします)
そんな私の心情を表すように、初日に見た馬たちはとても大きく見えました。
それでも由紀子さんから頂いた学びを一つ一つ蘇らせるように、グラウンディングと氣を整えることに集中し、目の前の馬に集中することで少しずつ信頼関係をつくることができました。
すると面白いことに、2日目には馬の大きさは実物大になっていることに気が付きました!
やっぱり初日には怖れがあったんだなぁ~と思いました。
私たちの目は見たいものを見、自分が感じたように見、同じ世界を見ているようで一人ひとり違うのではないかと思ってきましたが、それを実体験できたように思います。
そしてまた一つ、「私はできる」という体験を重ねることができました。
大人でも自己効力感を養うには、小さなことの積み重ねなのですね。
むしろそれしかないというのが原理原則なのでしょう。
今回とても貴重だったのは、仲間の存在です。
お陰様で、仲間のワーク中の姿を拝見することができて学びがより深くなりました。
馬に対してお伺いを立てない
リーダーとして細やかに氣を配る
意識を途切れないで繋いでおく
馬が嫌がることを無理にさせるのでなく見極めながら誘導する
それぞれが自分と馬に集中し、仲間の姿を自分の写し鏡のようにして受け取るものがありました。
何をどう感じたか言葉でシェアするのではなく、体感で自分の学びとして深めていく。
そんな時間はまさしく非言語コミュニケーションの在り方そのものだったと思います。
私は3日目の馬を捕まえてくるワークの時に、なぜか心が落ち込んでいました。
疲れもあったかもしれません。
さほどひどいわけではなかったので呼吸法で落ち着くことができたと思っていましたが、馬にはちゃんと伝わっていたようです。
由紀子さんに「何かあったらすぐ手綱を放しなさい」と言われていたことを重々心に留めていたはずだったのに、それは一瞬の出来事でした。
私の後ろをきちんと付いてきている馬の方向へ、アブか何かが飛んできたと視界の端に捉えた矢先、馬が急に走りだし手綱が勢いよく引っ張られました。
その瞬間無意識に手綱をぎゅっと握りしめ馬をコントロールしようとした私がいました。
右手に鋭い痛みが走ってそれに気が付きました。
「あぁ。私は子供たちにも同じことをしているな」そう瞬間的に感じました。
子供の決めることに、ここぞというときに手放すことができず、それは私の心理状態の良い悪いに大きく左右されてきました。
「私が整えるべきは上辺のことではなく、自分の在り方。」
次の道が示されたようで胸が熱くなりました。
それは、滝での瞑想時にもありました。
今回のセミナーで自分の使命が明らかになればいいなとどこかで望んで参加した自分がいました。
けれど、由紀子さんのリードで頭の中の雑念や心の喧騒が取り除かれると、まだまだ埋もれている私のコアな部分があることが分かってきました。
滝での水のワークでは、「案ずるな」「私は何物でもなく、全てである」というメッセージを受け取りました。
使命があるなら示してほしいと“答え”を欲していたのは恐れからだったのだと感じています。
自分のしていることは正しいのか?
この先に繋がる場所はどこなのか?
その時を丁寧に大切にしようと思いながらも、そんな不安があったのだと明らかになりました。
今回また馬セミナーに参加できて本当に良かったです。
学びは続くし、心と身体を整えることは一生続きます。
IBEAと仲間と繋がっている今、それは成長する余白があるということだと感じ、幸せだなと感じています。
ぜひまた参加させていただきたいし、多くのまだ経験されたことない方にご参加いただきたいと思っています。